海底の地形がかなり大きく変化

もし、海底の断層運動があったとしても、そこに横ずれが起こらず、隆起、沈降しなければ、大きな津波は発生しないことになります。平らにしたまま、一気に手の平を上に上げると、水が水面以上に飛び出ますよね。さて、この断層ですがどれくらいの長さがあるのでしょうか。これが、津波のメカニズムです。本来、津波が発生には、海底の地形がかなり大きく変化することが必要です。 マグニチュード8クラスの地震では、その断層の長さは100キロメートル以上になることもあるそうです。そうなりますと、広範囲の海水が移動しますから、大規模な津波となるわけです。これが断層のずれと津波のしくみです。そして、地震で起こる津波は大規模なので、遠方にまで届きます。 断層がそれほど長ければ、それに伴って地形変化も長く広い範囲で起きます。ですから、地震をほとんど感じなかったところでも津波がやってくる場合もあります。この水位の変動が、海水のうねりとなって周囲に拡大します。この地形変化が、直接、海面に影響して、水位の変動が起こります。 わかりやすい実験として、水がたまった場所に手のひらを沈めてみて下さい。また、正断層によって、海底が沈んだ場合にも、逆断層によって隆起した場合にも、津波は発生します。ですから、大地震によってもたらされる海底の断層、そして、隆起、沈降は一番、津波を起こしやすい環境であるといえるでしょう。塊となって飛び出た水は、その後、波となって周囲に広がります。